「調子にはのらない、波には乗る」

「調子にはのらない、波には乗る」どこからかこの言葉が入ってきた。
いつからか、この言葉が自分の中に根を下ろした。
立場的にも、そうせざるを得ない環境にいたからなのか、
良くも悪くも、この生き方が体に染みついてしまった。

けれど、この立ち振る舞いが“良い環境”を運んでくれるとは思っていない。
むしろ、何ものにも惑わされず、誰の気持ちも汲まず、
好き放題に生きている人のほうが、ずっと幸せそうに見える。

そういう人を目にすると、
胸の奥が無性にざわつく。
腹が立つのは、きっと私にはできない生き方だからだ。

そして気づく。
まさしく、私の周りには少なからずこういう人たちがいるのだ。
何ものにも縛られず、好きなように波に乗り、
責任も痛みも背負わずに生きている人たちが。

「調子にはのらない」
そう言い聞かせながら、
私は今日も波の上でバランスを取っている。

今の私とはまったく違う人生を、 一度でいいから歩いてみたいと願う瞬間がある。

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