業務に関する情報も、私には回覧で回ってくるだけ。
現場は楽しそうにコミュニケーションを取っているのに、
私はその輪の外側にいた。
卑屈になるしかなかった。
前任の経理は経験も長く、車の運転ができないため、
部下の事務員に外回りをさせていた。
経営陣という立場もあり、権限もあった。
そして毎日のように自腹でお菓子を配り、
事務員を“かわいがる”存在だった。
私は、物で釣っているとは思いたくない。
けれど、顔色を伺われて人を利用するのも嫌だった。
自分がそうされてきたから。
媚びるような関係も、イエスマンを作ることもしたくなかった。
必要な場面もあるのかもしれないが、
私は必要ないと思った。
孤独をさらに自分で選んだのだ。
経理の私が感じた“現場とのズレ”──前任者の影に揺れた心


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